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HOYA タイ工場見学ツアー 後編 アイアイエー

HOYA タイ工場見学ツアー 後編

いよいよタイ工場の見学ツアー本編に入ります。

3月18日 7時45分にバンコクのホテルをバスで出発。 街中は朝からものすごい渋滞。

なかなか進まない車の間をスイスイバイクが通り抜けていきます。

どんどん日差しが強くなる中アユタヤへ。 アユタヤはとても暑くてこの日は38℃ありました。

そんな熱いアユタヤのハイテック工業団地には約145社の企業が存在していて

その中にはキャノン、味の素などの日系企業もたくさんあるそうです。

その中の中心部にHOYA・タイ工場はあります。

9時。工場到着。門には白いプルメリアの花がキレイに咲いていて真っ白の建物が

明るい雰囲気です。

       

まずHOYAの工場について管理者の長尾さんよりレクチャーを受けました。

HOYAのタイ工場は1974年にパトンタニに工場が設立されたのが始まりだそうです。

ちょうど今年で創立50年に。ビジョンケア(メガネレンズ)の工場ではタイでは最長で、

現在はこのアユタヤには第一、第二、第三工場があり、

パトンタニ工場とアユタヤを合わせると総勢5500人の従業員が働いています。

すごい人数ですよね!

その中で日本から来ているHOYAのスタッフは何人だと思いますか?

 

なんと4人! ほぼタイの人たちによって運営しているそうです。

そして管理体制もしっかりしているそうです。

工場は24時間フル稼働で世界各地へ特注レンズも量産レンズも出荷されていて、

日本向け製品は毎日深夜便で送られているそうです。

     

 

レクチャーの後実際の工場見学へ。 残念ながら写真撮影は禁止でしたので、

しっかり眼に焼き付けてきました。

〈ここで私が特にきになったこと〉

Q 『出荷時の検品は、若い人たちが真剣なまなざしでレンズを

光の下で見ていたが目が疲れないのか?』

A  目を酷使する仕事なので交代制でやっている。

作業に入る前にみんなでキズの限度見本を見合わせて基準を合わせてから作業される。

ちなみにキズの検品も出荷する国によって若干レベルが違うそうで、

日本向けの検品が一番厳しいとか。

Q『工場スタッフは若い人が多いようだが平均年齢は?』

A  製造部門は20台前半。女性6割 男性4割。8時間労働で3交代制。(24時間稼働)

週休2日。 タイの人は明るくて叱っても前向きに頑張ってくれるのが良い。

ただし、人前では注意しないように気を付けている。

〈工場の感想〉

外観から中までとにかく清潔、クリーンな感じがしました。

けっして暗いのではなく爽やかな風が吹いているかのようで。

製造部門の中は思っていたよりやや暗めの照明で、目を使う環境下ではきっと

このくらいが目にも優しいのだと思いました。

黙々と、テキパキと無駄のない動きで作業をこなす人たち。

枠に入れる作業ではレンズの面取りを若者が片手でシュッュッと

こなしていてびっくりしました。四肢を踏ん張って両手を固定して面取りをする私とは大違い。

ずっと軽やかで速いのです。

検品作業も目視と機械と両方を使いながら細やかにチェック。

工場は様々な工程で機械化が進んでおり、人と機械。

両方でしっかりとした品質管理がなされています。

日常自分が販売しているレンズは、この外国のタイでタイのスタッフの丁寧な仕事と

最新の機械で徹底した品質管理のもと、深夜便でお店に届いている。

それを実際目で見ると感慨深いものがありましたし、自信をもってお客さまに

おすすめできると思いました。

現在、若い人たち5500人が働くタイ工場。

今の人出不足問題に悩む日本を、みてきた私にはとても希望に満ちた工場に思えました。

先月4月には、大規模なIT障害で大変でしたが、そこからしっかり立て直して

もっともっと発展していく企業だと思います。

私も進化していくレンズを皆さんにご紹介できるようにもっともっと

勉強しようと思いました。

(おしまい。)

現地でポケモンGOの「サニーゴ」をゲットして嬉しかったスタッフ オザワ